2011/12/31

ファイト・クラブ

映画「ファイト・クラブ」を見た。
年末最後の一本にと思って見始めた映画だが、
余りにもつまらない二時間で監督をぶっ飛ばしたくなった。

事前の評価も高く、
誰もが名作と信じている作品なだけに、
自分の感性がおかしいのかと思った。

どうもぼくはこのテイラーが好きになれないみたいだ。

尊敬されるような実績も無く、
相手の歩んできた人生の背景を考えることもなく、
さも世界中のすべてを知り尽くしたような悟り顔で偉そうなことばかり言ってくる。

お前がやってるのはただの理不尽な暴力じゃないか?
そういう考えばかりが頭に浮かび、
繰り返される無意味な暴力シーンの連続に眠くなってきて、
どんな巻き返しがあるのかと思いきや一人のキチガイの妄想だったなど…。
これのどこが良い映画なんだろうか。

ぼくの頭が固いのか?他の人のレビューを見ていると大絶賛されているし。
「男なら分かる」とか言われてるし。
ぼくはゲイだから受け入れられないのかな…。

現代社会に飼い慣らされるな、
本能のままに自由に生きろと言いたいんだろうが…。
こんなものを見て何を学べと言うのだろうか。

テイラーなんてただの餓鬼だ。
みんながみんなテイラーだったら困るんだ。

こんな優等生みたいなこと言う人間だったかな、ぼく。(権威主義的というか…)
道を踏み外した生き方してるんだけどなあ…。

自分で自分をパンチして上司に金をたかるところは面白かった。
映像も綺麗だった。

この映画の内容というよりも、
これが絶賛されているという事実が受け入れられない、そんな映画だった。

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